ハッシュタグ
SNS の投稿にメタデータとして付与するキーワード。# 記号に続けて単語を記述し、投稿の発見性と分類に使われる。
ハッシュタグは、# (ハッシュ記号) に続けてキーワードを記述する SNS の慣習です。2007 年 8 月 23 日に Chris Messina が Twitter (現 X) 上で提案したのが始まりで、現在では Instagram、TikTok、YouTube、Facebook など主要な SNS で広く使われています。投稿にハッシュタグを付けることで、同じトピックに関心のあるユーザーが投稿を発見しやすくなります。
プラットフォームごとに個数と文字数の扱いが異なります。Instagram は 2026 年時点で 1 投稿につきハッシュタグ 30 個までと公式に規定されています。X はハッシュタグを本文と区別せず投稿全体の上限の中で数えるため、タグに使った分がそのまま本文を圧迫します (上限は 280 の重みで、日本語などの全角文字は 1 文字が重み 2 = 実質 140 文字)。TikTok や YouTube のように説明欄の文字数上限の中にタグを含める方式も同じで、タグを増やすほど説明に使える文字が減ります。
個数の上限は「使い切る目標」ではありません。内容と結びつかないタグを大量に付けても、関心のない層に表示されて反応率が下がるだけですし、規約に反すると判断されれば表示が制限されることもあります。まず投稿の主題を表す 1〜2 語を決め、そこから具体度の違うタグ (広い語・中くらいの語・ニッチな語) を組み合わせる方が、上限まで並べるより結果を読み取りやすくなります。どのタグが効いたかは、投稿ごとに組み合わせを変えて表示数を比べれば判断できます。「おすすめ」に載ることを狙った汎用タグは競合が多く、投稿が埋もれやすい点も踏まえて選ぶことになります。
ハッシュタグに使える文字には制約があります。空白が現れた時点でタグは終わるため、複数の語をつなぐときは結合して書きます (#ReadingChallenge、#読書感想文)。使えるのはおおむね文字・数字・アンダースコアで、& のように検索機能で別の意味を持つ記号は含められません。大文字と小文字は区別されないので、#ReadingChallenge と #readingchallenge は同じタグとして扱われます。つまり語頭を大文字にするのは検索のためではなく、単語の切れ目を人が読み取るための表記上の工夫です。日本語のタグは語の区切りを示す必要がない代わりに、表記のゆれ (漢字・ひらがな・カタカナ) がそのまま別のタグになる点に注意が必要です。「#読書感想文」と「#ドクショカンソウブン」は別のタグなので、どの表記が実際に使われているかを検索して確かめてから選ぶことになります。