QR コード

2 次元バーコードの一種。最大 7,089 桁の数字または漢字約 1,800 文字を格納でき、誤り訂正機能を持つ。

QR コード (Quick Response Code) は、1994 年にデンソーウェーブが開発した 2 次元バーコードです。従来のバーコードが横方向のみにデータを持つのに対し、QR コードは縦横両方向にデータを格納するため、同じ面積で数百倍の情報量を扱えます。スマートフォンのカメラで読み取るだけで URL にアクセスしたり、決済を完了したりできる手軽さから、世界中で普及しました。

QR コードにはバージョン 1 (21 x 21 モジュール) からバージョン 40 (177 x 177 モジュール) まであり、バージョンが上がるほど多くのデータを格納できます。最大容量は数字で 7,089 桁、英数字で 4,296 文字、漢字 (Shift_JIS) で 1,817 文字です。ただし実用上は、URL や決済トークンなど数十〜数百バイト程度のデータに使われることがほとんどです。

誤り訂正機能は QR コードの大きな特徴です。L (7%)、M (15%)、Q (25%)、H (30%) の 4 段階があり、レベル H では QR コードの 30% が汚損しても読み取れます。企業ロゴを中央に配置したデザイン QR コードが可能なのは、この誤り訂正のおかげです。ただし誤り訂正を強くするほどデータ容量は減少するため、用途に応じた選択が必要です。

セキュリティ面では、QR コードの中身が目視で確認できないという弱点があります。正規の QR コードの上に偽物を貼り付けるフィッシング攻撃が報告されており、読み取り後の URL を確認する習慣が重要です。

文字数カウントの観点では、QR コードは「限られた面積にどれだけの文字を詰め込めるか」という物理的な文字数制限の好例です。エンコーディングによって格納できる文字数が大きく変わる点は、文字数とバイト数の違いと同じ原理です。

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