カラオケの歌詞と文字数 - 早口曲は本当に文字数が多いのか

約 5 分で読めます

「うっせぇわ」の歌詞は約 600 文字。「残酷な天使のテーゼ」は約 350 文字。ボカロの早口曲は 1,000 文字を超えるものもあります。カラオケで「歌いきれない」と感じる曲は、実際に文字数が多いのでしょうか?

人気曲の歌詞の文字数

曲名アーティスト歌詞の文字数 (概算)曲の長さ1 分あたりの文字数
残酷な天使のテーゼ高橋洋子約 350 文字4:00約 88 文字/分
夜に駆けるYOASOBI約 550 文字4:18約 128 文字/分
うっせぇわAdo約 600 文字3:23約 177 文字/分
Lemon米津玄師約 450 文字4:16約 106 文字/分
God knows...涼宮ハルヒ (平野綾)約 400 文字4:39約 86 文字/分
千本桜黒うさP約 700 文字4:04約 172 文字/分

「1 分あたりの文字数」で比較すると、曲の難易度が見えてきます。88 文字/分の「残酷な天使のテーゼ」は歌いやすく、177 文字/分の「うっせぇわ」は早口パートが多いことが数字に表れています。

歌詞の文字数と歌いやすさの関係

1 分あたりの文字数体感の速さカラオケ難易度代表曲
50〜80 文字/分ゆっくり初心者向けバラード系
80〜120 文字/分普通標準J-POP の多くの曲
120〜160 文字/分やや速いやや難しいYOASOBI、Official 髭男 dism
160〜200 文字/分速い難しいAdo、ボカロ曲
200 文字/分以上超高速上級者向けボカロ早口曲

日本語と英語の歌詞の文字数の違い

同じメロディでも、日本語と英語では歌詞の文字数が大きく変わります。

言語1 音符に乗る文字数理由
日本語基本 1 文字 = 1 音ひらがな 1 文字が 1 モーラ「さ・く・ら」= 3 音
英語1 単語 = 1〜3 音音節単位で歌う「beau-ti-ful」= 3 音

日本語は 1 文字 1 音が基本なので、同じメロディに乗せられる情報量が英語より少なくなります。英語の「beautiful」(9 文字) は 3 音で歌えますが、日本語の「うつくしい」(5 文字) は 5 音必要です。これが、日本語の歌詞が英語より短くなりがちな理由です。

カラオケ画面の文字表示

項目仕様備考
1 行の文字数約 15〜20 文字画面サイズによる
同時表示行数2〜3 行次の歌詞が先に表示される
文字の色変化歌うタイミングに合わせて変色左から右へ色が変わる
ルビ (ふりがな)漢字の上に表示読めない漢字対策

カラオケ画面は 1 行約 15〜20 文字。早口曲では文字の色変化が高速で進むため、目で追うのが大変です。通知の UX デザインと同じで、「限られた時間で情報を伝える」設計が求められます。

歌詞の著作権と文字数

歌詞には著作権があり、SNS やブログに全文を載せることはできません。

利用方法OK / NG理由
歌詞の全文をブログに掲載NG著作権侵害
歌詞の一部を引用 (出典明記)条件付き OK引用の要件を満たす場合
歌詞サイト (JASRAC 許諾済み)OK使用料を支払っている
カラオケで歌うOK店舗が使用料を支払っている
SNS で歌ってみた動画プラットフォームによるYouTube は JASRAC と包括契約あり

歌詞の「引用」が認められるのは、自分の文章が「主」で歌詞が「従」の場合です。歌詞だけを載せるのは引用ではなく「転載」になります。著作権と文字数の知識は、SNS を使う上で知っておくべき基本です。

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